幼いころ、私を囲む大人たちは言っていた。

『勉強頑張って、いい大学に入らないと
立な人間になれないゾ』
とか、
『家をかったり、車乗ったり、贅沢な暮らしがしたいなら
若いころの苦労は、買ってでもしろ！』
とか
『親戚の〇〇は、国立の▲▲大にいって
警察官になったのよ～すごいわよね～』

幸か不幸か、うちの近所に住む子供は
みなさん出来が良かったり
盆暮れ正月や義理事で
両親どちらの実家に帰れば
息子（男の子しかいなかった）自慢の親バカ様な親戚ばかりで
正直、気持ちが悪かった。

もうこの世に生まれて間もなく半世紀。
立派人になれなかった私は、
お蔭さまで何ら格別な厚遇ではないにしても
日々はそれなりに楽しくすごしております。

ただ生きるだけで、働くことは求められ
一部の福祉制度を除き、
働かざる者、食うべからず。
われわれの国籍を持つ者すべて日本国憲法
の中にも
・普通教育を受けさせる義務（第26条第1項）
・勤労の義務（第28条第1項）
・納税の義務（第30条）

と書かれている。

人並みを望み人並みを理想とする国民性の所以は、
この憲法に正しく向き合えば向き合うほど、
それを良しとするようにならざるを得ない。

保育園落ちた、、、日本〇ね！！！の
ブログに
日本へ死をもって償えと訴えることは
その事実（保育園の入園が叶わない）位の話で
易々と記する死という言葉を
用いて、その苦労と訴える大人こその見識に、
殺伐とした事件やニュースの残虐性にも通じる
非道さを感じ、まして人の親である立場のものが
書いたなら、もう冗談でも看過できない。

立派な立場にいると悪事を働けるが
下々の者共が、収賄も贈賄も関われない。

しかし、皮肉にもそのブログを
この世に示し、流行語大賞に姿を現した
山尾しおりさん元芸能人だけに
日本死ね！！！フィーチャリングガソリーナ山尾
と揶揄されている。
経歴をみれば、それはそれは立派な経歴をおもちで
弁護士になれても検事になれないといわれるくらいの
超エリートで検察官も任されていた。

それに尽きず、都議会のドン様こと某氏、
裏社会にも通ずる、政界の〇〇など。
このような話題は枚挙に遑がないのも現実。
金をたくさん稼ぎ
財を成す立派な人間とは、はたしてどのようなものか？
それぞれのおとなたちが、よく考え改めることをしないと
憂うべき未来となって、それこそが死（終わり）へと
向うことになるとしか思えず。

なんというか、立派になることは
目指すべきでないと

まだ（もう）見ぬわが子には心から遺言したい
今日この頃であります。
ではごきげんよう